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平成27年度の活動報告
 平成27年度定例研究集会を開催しました

 2016年2月20・21日の2日間、纒向学研究センターにおいて平成27年度定例研究集会を開催しました。
 この研究集会はセンターの研究事業のひとつとして、所員のほか、教育委員会が委嘱した共同研究員の先生方にご参加いただき、研究発表や意見交換などを行ったものです。
 第4回目となる今回は、当センターの所員ならびに共同研究員の方々に研究発表をしていただきました。
 1日目は、三澤朋未所員の「周辺埋葬としての方形周溝墓―古墳時代前期の墓域構成―」と題した発表に続き、福辻淳所員から「茅原大墓古墳と最古の盾持人埴輪」、森暢郎所員からは「須恵器として焼かれた土師器」と題した発表がありました。
 2日目は寺沢薫所長より「大和弥生社会の展開とその特質・再論」、共同研究員の坂靖氏より「古墳時代における奈良盆地の有力集団の系譜」と題したご発表がありました。昼休憩を挟んで午後からは、共同研究員の浦西勉氏より「民俗行事の仮面から見た纒向遺跡の木製仮面」と題したご発表があり、それに関して共同研究員の山田浩之氏より「神道から見た仮面」と題したコメント発表をいただきました。また各発表の後には意見交換が行われ、活発な議論が交わされました。

定例研究集会

寺沢所長の発表

定例研究集会

発表される坂先生


定例研究集会

発表される浦西先生

定例研究集会

遺物検討のようす



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 桜井市纒向学研究センター東京フォーラムW
 「「卑弥呼」発見! ―宮室、楼観、城柵、厳かに設け・・・ 卑弥呼の居処―」を開催しました

 2016年2月14日(日)に東京都千代田区一ツ橋の日本教育会館一ツ橋ホールにおきまして、東京フォーラムW「「卑弥呼」発見!」を桜井市の主催、読売新聞社の後援により開催し、約500人の方々にご来場いただきました。
 本フォーラムは、今回からテーマを「「卑弥呼」発見!」に一新し、『魏志倭人伝』に記された女王卑弥呼に関する記述から、その人物像に迫る内容で開催することとなりました。
 その第1回目となる今回は、「宮室、楼観、城柵、厳かに設け… 卑弥呼の居処」と題し、卑弥呼がいた場所について、考古学や文献史学、建築学の分野で第一線で活躍される先生方を講師としてお招きし、ご講演いただいた後にシンポジウムを行いました。
 午前の部では、まず森暢郎所員より「纒向遺跡の大形建物とその性格」と題した報告があり、続いて福岡大学教授の武末純一先生より「考古学から見た「纒向居館」」と題したご講演をいただきました。
 午後の部では、神戸大学大学院教授の黒田龍二先生より「弥生時代から古墳時代における大型建物の発展」、国立歴史民俗博物館教授の仁藤敦史先生より「卑弥呼の宮室」と題したご講演をいただいた後、 講師の皆様方に、俳優で日本考古学協会会員の苅谷俊介先生にも加わっていただき、寺沢所長の進行でシンポジウムを行いました。シンポジウムでは、卑弥呼が活躍した時代とされる3世紀前半に建てられた纒向遺跡の大形建物群を巡って様々な見解が示され、卑弥呼の居処との関係性について議論がなされました。ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました。
 次回は、10月に「鬼道を事とし、能く衆を惑わす」をテーマに開催を予定しています。ご期待下さい。

東京フォーラムW

たくさんの方々がご来場下さいました

東京フォーラムW

講演される武末先生


東京フォーラムW

講演される黒田先生

東京フォーラムW

講演される仁藤先生


東京フォーラムW

シンポジウムのようす

東京フォーラムW

シンポジウムでの苅谷先生



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 第6回纒向学セミナーを開催しました

 2016年1月23日(土)に、桜井市立図書館にて第6回纒向学セミナー「ヤマト王権と葛城の有力地域集団」を開催し、満席の約280名の方々にご来場いただきました。
 今回は奈良県立橿原考古学研究所附属博物館総括学芸員で、纒向学研究センター共同研究員の坂靖先生をお招きし、表題のテーマでご講演いただいた後、当研究センターの寺澤所長と対談を行いました。
 ご講演では奈良県御所市にある秋津遺跡の評価や、古代の「葛城氏」と呼ばれた人々の実態について述べられたのちに、いかに葛城の地域集団が勢力を増し変遷していったのか、徹底して地域に即し、弥生時代後期から奈良時代まで数百年間にわたる葛城の諸遺跡の消長を基に考察されました。
 対談では、坂先生の御所市南郷遺跡群調査時のエピソードの後、秋津遺跡とヤマト王権との関係をどのように考えるのか、葛城の地域には古い時期に大規模な古墳がないことをどのように評価するのか、そもそも、「葛城」という地域がどこまでを指すものか、といった点が議論となりました。
 セミナーにご参加頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

纒向学セミナー

講演される坂先生

纒向学セミナー

対談のようす


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 平成27年度 第3回纒向考古楽講座を開催しました

 2015年11月28日(土)に、第3回 纒向考古楽講座を開催しました。今回のテーマは【昔の技術を体験してみよう!!】で、14名の方がご参加下さいました。
 連続講座の最後となる今回は、実際にやってみることから考古学への理解を深めてもらうために、遺跡から出土したから再現されたシリコン製の鋳型を使って、古代のお金・富本銭と和同開珎を作りました。 また作る前には、所員から昔のお金の作り方や金属器の歴史についてのレクチャーがありました。
 鋳造体験では、レクチャーで習った手順に従って、低温で溶ける合金を溶かして鋳型に流し込んでお金を作りました。また今回は纒向石塚古墳から出土した弧文円板という木製品のミニチュアモデルも鋳造によりつくってみました。
 今と昔のお金の作り方の違いや、失敗なく作ることの難しさなど、様々なことを体験を通じて学ぶことができました。ご参加くださった皆さん、本当にありがとうございました。

纒向考古楽講座

富本銭・和同開珎を作りました

纒向考古楽講座

弧文円板のミニチュアモデルも作りました



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 平成27年度 第2回纒向考古楽講座を開催しました

 2015年10月24日(土)に第2回 纒向考古楽講座「纒向遺跡を歩いてみよう!」を開催し、19名の方がご参加くださいました。
 今回は、纒向遺跡で行った発掘調査地点や古墳を、当研究センターの所員の説明を交えながら散策しました。また、見学地点にちなんだクイズを全部で7問出題し、答えを考えながら見学することにしました。
 纒向遺跡内では、180回を超える発掘調査が行われており、コースの随所に調査地点があります。 その各々で行われる所員からの現地解説のなかに隠されているので、皆さん注意深く説明を聞いておられました。また、遺跡内には箸墓古墳やホケノ山古墳のような大きな古墳だけでなく、一見それとはわからないような小さな古墳もたくさんあるので、古墳の多さにびっくりされている様子でした。
 散策の最後にはクイズの答え合わせをしましたが、見事!皆さん全問正解でした。秋の穏やかな気候のなか、遺跡や古墳を楽しくめぐることができました。
 次回(第3回)は【古代の技術を体験してみよう!】です。昔の方法で楽しくものづくりをしたいと思います。

纒向考古楽講座

箸墓古墳を見学しました

纒向考古楽講座

辻地区の発掘調査地を見学しました



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 平成27年度 第1回纒向考古楽講座を開催しました

 2015年9月26日(土)に第1回 纒向考古楽講座を開催しました。この講座は、考古学初心者の方々に考古学や纒向遺跡の魅力を知っていただくことを目的に、楽しくわかりやすい講座内容で開催しています。
 その第1回目となる今回の講座は、【纒向遺跡ってどんな所? 考古学ってなに?】をテーマに開催し、20名の方がご参加くださいました。
 講座ではまず初めに、考古学の方法論に基づいた遺跡や遺物の見方などの基礎的なレクチャーを、森所員からしてもらいました。
 その後は、実践編ということで、2つの設問について考えてもらいました。また回答は、事前に分かれていただいた班ごとで作成し、発表してもらいました。
 まず【問1】は、銅鐸がつくられた順番を考えてみよう! です。時期や形の違う4つの銅鐸の図を観察してもらい、それらの作られた順番を考えてもらいました。 また、樹脂でできた大福銅鐸のレプリカを手にとって観察していただき、回答を導きだす参考にしてもらいました。
 次に【問2】は、土器の使い方を考えてみよう! です。実際に土器を触って観察しながら、遺跡から出土する土器の使われ方について考えてもらいました。
 各設問に対する答えの発表では、鋭い視点からの手堅い意見や、自由な見解が交わされ、楽しく議論を深めることができました。
 次回(第2回)は【纒向遺跡を歩いてみよう!】です。紅葉する山や木々を愛でながら、纒向遺跡を散策したいと思います。

纒向考古楽講座

考古学の基礎について学びました

纒向考古楽講座

銅鐸の製作順序を考えました



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 三輪明神 大神神社さん主催の講座「三輪山体験教室」にて講師を務めました

 2015年8月22日(土)に、三輪明神 大神神社さん主催の講座「三輪山体験教室」が開催され、講師として橋本・木場両所員が参加してきました。
 この講座は、小学生を対象に様々な体験を通して子ども達の自主性や創造力の向上を目指し企画されたものです。年間に計11回の講座が開催されており、今回はそのうちの8月の講座「昔のお金を作ってみよう」の講師を担当しました。
 講座では、日本のお金の歴史や今と昔の作り方の違いなどの説明を聞いた後、遺跡から出土した遺物をもとに再現してつくられたシリコン製の鋳型に低い温度で溶ける合金を流し込み、昔のお金である富本銭と和同開珎を作りました。お鍋で合金を溶かすところから鋳型への流し込み、そして仕上げまでの作業を体験してもらいながら、昔のお金について楽しく学ぶことができました。

三輪山体験教室

約35人の子どもたちがご参加下さいました

三輪山体験教室

鋳型にベビーパウダーを塗って流し込みの準備をします


三輪山体験教室

合金を鋳型に流し込んで固まるのを待ちます

三輪山体験教室

出来た古銭を紙やすりで仕上げて完成!


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 東京、日本橋にある 奈良まほろば館にてイベントを開催しました

 天理市と桜井市、そして磯城郡の文化財や観光の見どころなどを首都圏の方々にご紹介するため企画されたイベント、「日本の国づくりの源流ヤマト ―倭国成立の道― 」が、2015年7月24日(金)から8月5日(水)の間、東京・日本橋の奈良まほろば館で開催されました。
 このイベント会期中の8月1日(土)・2日(日)の2日間は、ウィークエンドスペシャルとして天理市教育委員会・田原本町教育委員会・当研究センター職員によるミニ講座や勾玉作り体験、古代のお金や纒向遺跡出土の弧文円板のレプリカを作る鋳造体験が行われ、当研究センターからは橋本・木場の両所員が参加してまいりました。
 ミニ講座は、唐古・鍵遺跡や纒向遺跡、大和古墳群の調査成果から倭国成立の道のりを考える内容で、田原本町・桜井市・天理市の職員3名が リレー形式で講演しました。計4回の講座とも満席で、日本の国づくりの基盤となったヤマト地域の歴史についての講演をとても興味深く聞いておられました。
 鋳造体験も2日間で200人近くの方々がご参加くださいました。鋳物でものづくりするのは初めてという方がほとんどでしたが、所員の解説を交えながら楽しく体験していただき、盛況のうちに終了することができました。ご参加・ご協力頂いた皆さん、本当にありがとうございました。

パネル展示

パネル展示も行いました

ミニ講座

ミニ講座のようす


鋳造体験

古代のお金などを鋳造しました

勾玉作り

カラフルな勾玉を作りました


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 第5回纒向学セミナーを開催しました

 2015年7月25日(土)に、桜井市立図書館にて第5回纒向学セミナー「狗奴国から観た纒向遺跡」を開催し、約270名の方々にご来場いただきました。
 今回はNPO法人古代邇波の里・文化遺産ネットワーク理事長の赤塚次郎先生をお招きし、表題のテーマでご講演いただいた後、当研究センターの寺澤所長と対談を行いました。
 ご講演では桜井市立図書館のほど近くにあるメスリ山古墳と赤塚先生の関わりについて述べられた後に、魏志倭人伝に記載されている「狗奴国」を伊勢湾岸に想定する理由について、S字甕と呼ばれる土器や前方後方墳の視点から述べられました。また邪馬台国の所在をめぐっては、纒向遺跡だけではなく、近畿地方の他の大規模な集落遺跡にも目を向ける必要性があることについて言及されました。さらには当時の日本列島が部族社会であったとの観点から東海地域の人々の服装や容姿について述べられました。
 対談では、赤塚先生と寺澤所長の考古学的な年代観や、東日本に多い前方後方墳の解釈、2〜3世紀の社会変化の原因を何に求めるかといった点に議論がおよびました。

纒向学セミナー

講演される赤塚先生

纒向学セミナー

対談のようす


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 さくらい読書会 子ども読未知さん主催の講座
   「夏休み寺子屋・ヨミチキチ」にて講師を務めました

 2015年7月23日(木)に、桜井市を中心に絵本の読み聞かせを行っているボランティア サークルのさくらい読書会 子ども読未知さん主催の講座「夏休み寺子屋・ヨミチキチ」が開催され、講師として橋本・木場両所員が参加してきました。
 この講座は小学生を対象に夏休みの自由研究の一助となるよう企画されたもので、考古学や桜井市の遺跡についてわかりやすく解説したほか、纒向遺跡から出土した時期の異なる甕を触って観察しながら、土器の作られた順番を考えるクイズに挑戦してもらいました。また、古代のお金「富本銭」と「和同開珎」を実際に作ってみるワークショップも行いました。

子ども読未知

古代のお金を作りました

子ども読未知

考古学や桜井市の遺跡について勉強しました


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 出前授業を行いました

 2015年6月25日(木)、桜井市立纒向小学校の6年生の皆さんに来所いただき、古代のお金の鋳造体験と纒向小校区の遺跡についての出前授業を行いました。纒向小学校は纒向学研究センターの北側の隣接地に所在しています。また纒向遺跡のちょうど真ん中に立地する小学校で、学校を取り囲むように纒向石塚古墳・勝山古墳・矢塚古墳が位置しています。
 授業では、2クラス各々に分かれて、お金の鋳造体験と校区の遺跡についての講座を交互に行いました。遺跡についての講座では、考古学ってどんな学問なのかを解説したあとに、纒向遺跡の発掘調査で見つかった遺構や遺物について勉強しました。また纒向遺跡で出土した土器を実際に触ってもらい、どのように使っていたのか考えてもらいました。古代のお金の鋳造体験では、日本のお金の歴史や昔の作り方などの説明を聞いた後、遺跡より出土した遺物から再現してつくられたシリコン製の鋳型を使って、古代のお金・富本銭と和同開珎を作りました。
 座って話を聞くだけではなく、鋳造体験や土器を見たり触ったりしながら、校区の遺跡について楽しく学ぶ機会となりました。

出前授業

センター施設見学もしました

出前授業

鋳造体験のようす


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  〒633-0085 奈良県桜井市大字東田339番地 【電話・FAX】0744-45-0590